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【介護保険最新情報Vol.1400】要点を解説
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概要
令和7年7月7日付で、厚生労働省より「介護職員等処遇改善加算等に関する様式例の一部差替」についての通知が発出されました。
これは、令和6年度および令和7年度の処遇改善加算に係る実績報告書(別紙様式3)の一部に誤りがあったため、その修正を行った上で、厚生労働省のホームページに差替様式を掲載したことを周知するものです。今後は、修正後の様式を使用するよう、関係事業所への周知が求められます。
詳細は介護保険最新情報Vol.1400をご確認ください。
要点
本通知では、介護職員等処遇改善加算の実績報告様式における入力式やセル設定に誤りがあったことから、正しい様式に差し替えるよう示されました。影響対象は令和6年度・7年度の様式3に該当します。
様式の差替対象
修正が加えられたのは、次の実績報告様式です。
- 令和6年度分:別紙様式3-1(通常版・大規模版)、3-2、3-3
- 令和7年度分:別紙様式3-2(通常版・大規模版)
実績報告書は厚生労働省のホームページよりご確認ください。
主な修正内容(一部抜粋)
- セルの数式エラーの修正
- セルのロック解除(Q39など)
- 整数値になるよう数式修正(N9、N7など)
- 1200行分の入力合算エラーを修正(Y5、N5、N6など)
詳細なセル位置と修正内容は、通知原文に記載された通りです。
対応のポイント
- すでに旧様式を使用して作成・提出している事業所がある場合は、内容を再確認し、必要に応じて修正・再提出が必要になる可能性があります。
まとめ
処遇改善加算に係る実績報告書は、年度ごとに制度上の根拠に基づき厳格な処理が求められる文書であるため、様式上の不備がある場合には、集計誤りや加算額の誤算定にもつながりかねません。
本通知を受け、すべての事業所において最新の様式を使用しているか確認し、不備のない報告を行えるよう体制整備を進めてください。自治体は適切な周知と相談対応に努めることが求められます。