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介護ソフトの比較14選!選び方や比較ポイントなどを紹介

事務作業の負担を軽減したいと考えている介護施設・介護事業所は、ぜひ介護ソフトの導入を検討してみてください。

本記事では、介護記録の入力や介護報酬請求など、事務業務の負担を減らすために適した介護ソフトの選び方や、比較ポイント、口コミを紹介します。

介護ソフトとは?

介護ソフトとは、介護施設や介護事業所で必要な事務作業に使用するツールのことです。

例えば以下の事務作業にかかる負担を軽減し、利用者への介護ケアに集中できる環境を整える目的で、介護ソフトが導入されます。

  • 利用者の個人情報の管理
  • 介護記録作成(利用者の日頃の様子や体調管理の記録)
  • 利用者のアセスメントシートやケアプランの作成と管理
  • レセプト業務(利用者と国民健康保険団体連合会への介護報酬の請求)
  • 経費管理や従業員の給与管理 など

介護ソフトのタイプ

介護ソフトには約100以上のタイプ・種類があります。介護施設のどの事務業務の負担を減らしたいかによって、適したタイプの介護ソフトを選んでください。

しかし、あまりにも多い介護ソフトの種類の中から、「どれを選べばいいのか分からない」と悩む運営者は少なくありません。ここからは、介護ソフトのタイプについて紹介していきます。

パッケージタイプとクラウドタイプ

介護ソフトには大きく分けて「パッケージタイプ」と「クラウドタイプ」の2種類があります。しかし、「それぞれの違いが分からない」と悩む運営者も少なくありません。

そこで、パッケージタイプとクラウドタイプのそれぞれの違いと、メリット・デメリットを解説します。

【「パッケージタイプ」と「クラウドタイプ」の違い】

パッケージタイプクラウドタイプ
使用方法パッケージタイプの介護ソフトを販売している会社の「CD‐ROM」、または「介護ソフト会社のホームページ」から、各介護施設のパソコンにソフトをインストールする。複数台のパソコンで使用する場合、インターネット環境が必要。クラウドタイプの介護ソフトを販売している会社から、「ID」と「パスワード」を発行してもらう。各事業所のパソコンやスマートフォン、タブレットに「ID」と「パスワード」を入力することで、使用可能。複数のデバイスで使用するため、インターネット環境が必要。
費用「初期費用とデータの保守料を別途で払う」「必要な費用を一括で払う」の2つの支払い方法がある。初期費用だけでも高額なため、まとまった費用が必要。月額料金として支払うケースが一般的。初期費用がかからないことが特徴のため、開業直後の小規模介護施設でも手軽に利用できる。
データの保管方法各介護施設のパソコンにデータを保管できるが、パソコンの故障や自然災害などの場合、データが全て消えてしまうリスクがある。しかし、介護ソフトを導入したパソコンからしかアクセスできないため、情報漏洩のリスクが低いことが特徴。介護ソフトに入力した情報やデータは、介護ソフトの販売会社がクラウド上で保管するため、パソコンの故障や自然災害などの場合でもデータの復旧が簡単。しかし、「ID」や「パスワード」を外部に漏らしてしまうと、情報漏洩につながるので注意が必要。
利用期間データの保守料がかかる介護ソフトは、利用期間が限られていることが一般的。途中解約をすると違約金が発生する。介護ソフトの利用料は月額料金として支払うため、利用期間の制限は特にない。
セキュリティ外部のパソコンやスマートフォン、タブレットなどから介護ソフトにアクセスできないため、情報漏洩のリスクが低い。インターネットを使用して介護ソフトを利用するため、IDやパスワードの管理を怠ると、外部からのハッキングや情報漏洩の被害に遭うリスクが高まる。

【「パッケージタイプ」と「クラウドタイプの」それぞれのメリット・デメリット】

パッケージタイプクラウドタイプ
メリット
  • インターネット環境が不要でも利用できる
  • 長期的なコストが安い
  • 情報漏洩のリスクが低い
  • インターネット環境があれば場所を選ばずに利用できる
  • 初期費用が無料または安価
  • パソコンが壊れた場合でもデータが復旧できる
デメリット
  • 事業所のパソコンでしか利用できない
  • データ保守料やアップデートなどで追加費用がかかることもある
  • 初期費用が高額で、利用期間の制限がある
  • 介護ソフトを利用するためには、常にインターネット環境が必要
  • 外部からのハッキングや情報漏洩のリスクが高い
  • 介護報酬請求の時期はアクセスが集中しやすくなる

大規模から小規模までさまざまな事業所に対応できるタイプ

先述したように、介護ソフトは主に「パッケージタイプ」と「クラウドタイプ」の2つに大別されます。さらに、その2種類から枝分かれするように、多くの会社が介護ソフトを販売しているのです。

「まもる君クラウド」や「カイポケ」などの介護ソフトは、大規模から小規模までさまざまな事業所に対応しています。

介護保険請求向け

介護現場の介護職員だけでなく、介護事務の方でも使用しやすい「介護保険請求向け」の介護ソフトもあります。

「楽すけ」や「かんたん介護ソフト」などの介護ソフトが、介護保険関連や介護報酬請求などに特化しています。

介護ソフトを比較するポイントや選び方

介護ソフトには、さまざまなタイプやプラン内容があり、自社に合った予算やプラン内容、機能が備わっているかを確認する必要があります。ここからは、介護ソフトを比較して選ぶ際のポイントについて見ていきましょう。

入力機能が充実しているか

介護現場で働く介護職が一番時間をとられている業務、それが利用者一人ひとりの介護記録作成です。

歴史ある介護施設では、「紙にボールペンで記録する」というアナログな方法で介護記録を作成しているケースも少なくありません。介護ソフトでは、音声入力や介護記録から日誌への自動転記などの機能があるものを選ぶことで、介護職の負担が軽減します。

外部機器と連携できるか

タブレット端末や、血圧計・体温計などのバイタル機器との連携により、利用者のデータを自動入力してくれる機能をはじめ、ネックスピーカーからパソコンへの転記や他のスタッフへの伝達が行われるシステムがあります。

どのような外部機器との連携ができるかによって、情報共有のスムーズさは異なります。

さまざまな業務の効率化を図れるか

介護記録やスタッフの勤怠管理・給与管理、シフト作成などのさまざまな業務が1つの介護ソフトで行えると、業務の効率化が向上します。

ただし、1つの事務業務だけに集中するのではなく、あらゆる事務作業や事業所のニーズに対応してくれる介護ソフトを選ぶことが大切です。

操作や運用がしやすいか

介護現場では、30~50代の女性介護職員が多く働いている傾向にあります。「これまで介護ソフトを導入したことがない」という運営者でも導入しやすいかどうか、またこれまでパソコン操作をしたことがない人でも操作しやすいかどうかを重視してください。

導入や運用、操作のシンプルさに着目することで、より使いやすい介護ソフトが見つけられます。

予算に見合っているか

介護ソフトは数千円で導入できるものもあれば、数万円で導入できるものもあります。自社の予算に見合っているかどうか、自社に必要な機能が付いているかを見極めることで、よりコストが低く、自社のニーズに応じた介護ソフトを導入できます。

なお、介護ソフトの利用後に追加料金がかかる場合もあるため、本体価格だけで判断しないことが重要です。

サポートは手厚いか

介護ソフトを選ぶ際は、利用後のサポート体制までしっかり確認することが大切です。操作説明が文章だけでなく、画像や動画も添付されているか、コールセンターの対応時間が短くないか、いつでも相談できるかなどをチェックしてください。

口コミ評価はいいか

介護ソフト導入の相談や資料請求には、基本的にメリットしか書かれていません。もしくは、デメリットや注意点は小さく目立たないように記載されていることがほとんどです。

そのため、介護ソフトの会社に問い合わせるだけでなく、さまざまな口コミサイトを比較して「良い評価」「悪い評価」のどちらが多いか確認しておきましょう。また、どちらの評価も「評価内容」をしっかり読んでおくことが重要です。

人気でおすすめの介護ソフト14選 

介護業界で特に人気でおすすめの14の介護ソフトを紹介します。これから介護ソフトの導入を考えている方は、介護ソフトを選ぶ際の参考にしてみてください。

まもる君クラウド|株式会社インタートラスト

まもる君クラウド」は、クラウドタイプの介護ソフトです。介護報酬請求や介護記録作成、ケアプラン・計画書作成など、介護施設・介護事業所で必要な全ての事務作業に対応しています。導入先は介護施設だけでなく、居宅介護支援事業所・通所介護事業所・訪問介護事業所などのさまざまな事業所に対応していることも特徴です。

利用料金は月額制のため、利用者の人数や使用するパソコンが増えても、追加料金なしで利用できることが一番の強みです。利用料金は、居宅介護支援事業所の場合、初期費用なし・月額7,800円(税抜)で利用できます。

費用や機能面の充実度を見ると、パッケージタイプに比べてかなり優位性があるでしょう。

ほのぼのNEXT|NDソフトウェア株式会社

ほのぼのNEXT」は、介護施設や居宅介護支援事業所、訪問介護事業所、夜間対応型訪問介護など、幅広い事業所に対応している介護ソフトです。

利用者の情報やスタッフのスケジュール管理、タブレット端末からの介護記録入力、ネックスピーカーからの音声入力、介護報酬請求のサポートなど、スタッフの負担軽減に役立つ機能が豊富にあります。

見守り介護ロボットやナースコール、ベッドセンサーなどとの連携ができることが一番の強みです。

ケアカルテ|株式会社ケアコネクトジャパン

ケアカルテ」は、介護施設や障がい者福祉施設で行う介護記録やケアプラン作成、介護報酬請求などの事務業務を全面的にサポートする介護ソフトです。AIを活用した音声記録ツールがあるため、介護記録に取られる時間を減らせられます。

「利用者と向き合う時間を増やしたい」と希望されている介護施設・障がい者福祉施設におすすめです。

ケアコラボ|ケアコラボ株式会社

ケアコラボ」は、パソコンやスマートフォン、タブレットなどで外出先からでも記録が閲覧できる介護ソフトです。利用者の様子をスタッフ同士で共有するだけでなく、利用者の家族も閲覧できます。

また、利用者の人生歴や生活歴、日頃の介護記録などをペーパーレスで閲覧できるため、地球環境にも優しいことも特徴です。

寿|株式会社 ソフトサービス

介護トータルシステム「寿」は、介護報酬請求・介護記録・経費資料などの書類をワンパッケージでまとめられる介護システムです。

法人全体のデータを統合することもできるため、データの二重入力や記入漏れを防げます。

ワイズマンシステムSP|株式会社ワイズマン

ワイズマンシステムSP」は、居宅介護支援事業所や訪問介護事業所、通所介護事業所など、在宅での介護サービスに適した介護ソフトです。

施設の種別形態や規模に合わせて必要なソフトを組み合わせることが可能です。そのため、小規模事業所から大規模事業所、複数の事業所を展開する法人など、規模を問わず利用できます。

カイポケ|株式会社エス・エム・エス

カイポケ」は、ワイズマンシステムSPと同じく、地域・居宅での介護サービスに適した介護ソフトです。

ワイズマンシステムSPとの違いは、職員の採用や勤怠管理、事業所のホームページ作成、備品購入など、利用者のケア以外の雑務にも対応していることです。さらに、介護記録作成や介護報酬請求まで、幅広い業務を効率化できます。

けあ蔵|アルティウスリンク株式会社

けあ蔵」は、介護報酬請求業務に適した介護ソフトです。「国保連への伝送サービスで時間を削減したい」「入力ミスで返戻が多くて困っている」などの悩みを持つ介護事務の方におすすめです。

「国保連への伝送にいつも手間をとられる」という場合や、どこのメーカーの介護ソフトで作成した介護報酬請求書でも、月額利用料1000円で伝送できます。

福祉の森|株式会社日立システムズ

福祉の森」は、高齢者介護・障がい者支援・医療・保育施設などの広い分野に対応している介護ソフトです。ナースコールやマットセンサー、赤外線センサーなどの全ての見守りシステムの稼働状況をひと目で確認できます。

また、各分野や各事業所が必要としている機能を組み合わせて使用できるため、広い分野の業務サポートができることが特徴です。

介舟ファミリー|株式会社日本コンピュータコンサルタント

介舟ファミリー」は、介護保険・障がい者福祉の両制度に対応している介護ソフトです。介護記録やサービス提供帳票、送迎スケジュール作成、簡易給与管理、介護報酬請求など、介護分野と障がい者分野の両方で使える機能が充実しています。

導入前も導入後も、電話サポートや遠隔サポートが付いているので、操作方法に迷ったときでも安心です。

カナミック|株式会社カナミックネットワーク

カナミック」は、日々の介護記録から経費管理まで統合的に対応している介護ソフトです。

「介護事業所の売上管理や入金管理に手間をとられる」「スタッフ間での情報共有がしにくい」などの悩みに対し、運営管理のサポートやチーム連携のサポートを行うことが特徴です。

ケア樹|株式会社グッドツリー

ケア樹(けあき)」は、基本月額料金は無料、オプションの有無により月額費用が変動することが特徴の介護ソフトです。2カ月間の無料トライアルがあり、ナースコールやベッドセンサーなどの各センサーとの連携も可能です。

主に地域・居宅でのサービスに使用されており、導入後のサポートが手厚いことと、使用しやすいデザインに定評があります。

ナーシングネットプラスワン|プラスワンソリューションズ株式会社

ナーシングネットプラスワン」は、「さまざまな種類の介護ソフトからどれを選べばいいか分からない」「パソコンやスマートフォンに不慣れなスタッフが多い」など、介護ソフトの導入初心者の方におすすめの介護ソフトです。

国保連への請求や帳票作成、スタッフのシフト作成などに特化しています。新規開業者も安心の低価格・高機能であることが特徴です。

トリケアトプス|岡谷システム株式会社

トリケアトプス」は、介護保険・障がい者福祉の2つの分野に対応している介護ソフトです。

国保連への請求書作成・利用者への請求書作成・スタッフの給与計算など、さまざまな事務作業に対応しています。また、画面レイアウトやメニュー配置が見やすいため、使い勝手が良いと好評を得ています。

まとめ

本記事では、介護ソフトの種類と、その中から14ソフトに厳選してそれぞれの特徴を比較しました。

介護ソフトの導入をこれから検討している方や、まずは数ある介護ソフトの特徴を知りたいという方は、ぜひこの記事の内容を参考にしてみてください。自社の運営やニーズに合う適切な介護ソフトを選び、業務の効率化を目指しましょう。

介護現場に必要な機能が網羅されており、コストパフォーマンスが高い介護ソフトをご検討中の方はぜひ「まもる君クラウド」の利用をご検討ください。

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